ご挨拶
一般社団法人NME研究所は、おかげさまで平成29年4月の設立以来8年目に入りました。
「オープンイノベーションのプラットホームとして出会いの場を提供する。」ことを役割として運営を行い、現在も、会員同士が中心となったマッチングを通じて、いくつかの新しい技術や、システムづくりに取り組んでいます。
昨年は、コロナ後の定例会をはじめとする意見交換会の場を通じ、改めて、直接お互いの発想をぶつけ合うことの大切さを実感しました。今後も、定例会と技術部会及びその中で生まれた技術発表の場としての技術フォーラムの開催を活動として続けたいと思います。一方で、毎月行っている定例会が、同じような顔ぶれでマンネリ化してきたのも事実です。定例会への参加が難しい企業とも、意見交換を行い、会の活動に生かしていきたいと考えています。このような状況を踏まえ今年度は以下のように取り組みます。
- 月1回行ってきた定例会は、偶数月に行ってきた熊本での開催を6月、8月、12月の3回にします。福岡は以前通り奇数月、各月第3水曜日を基本として行います。定例会での出会いと意見交換が、ニーズに対応したシーズを提供する発想の原点であると考えています。したがって定例会は、飲食をともないながら、進行プロジェクトの報告、会及び会員の近況報告を行う場とします。
- 事務局が、会員企業を訪問し、会に対する要望や、新たな取り組みについて意見交換を行い、会の活動の活性化に生かしていきたいと思います。
- 会で取り組んだ技術やシステムの発表の場として、オープンイノベーションに関する技術フォーラムを開催します(年1~2回程度)。同時に、新しいアイデアやテーマを発掘する場として、ワークショップなども取り入れていきます。また、昨年度は、第2回の現場見学会として最盛期を迎えていたEXPO25大阪万博の建設現場と関連施設を見学し、夜は、関西の会員企業にオブザーバーも加えた意見交換会をにぎやかに行いました。今年度は第3回の見学会も是非企画したいと考えています。
これからも会員のニーズに沿った運営を心がけて参ります。インフラメンテナンスに興味のある方の参加と、会へのより一層の御指導、御支援を宜しくお願い申し上げます。
令和6年6月吉日
一般社団法人NME研究所 代表理事 村上 俊明