ブリッジハンガーの誕生までとマッチング~企業連携による技術開発~

ブリッジハンガーの開発における企業連携

平成26年3月31日に省令「道路法施行規則の一部改正等」が公布。
「道路管理者は、橋長2m以上のすべての管理橋梁を5年に1回の頻度で、近接目視による点検を行うことを基本とする」。
施行は平成26年7月1日であり、対策は喫緊の課題。

近接目視による点検では、河川に架かる橋梁の下面に以下に近づくかが重要課題である。その場合、写真に示すような橋梁点検車の使用もあるが、物理的に橋梁幅員の制約が大きい。

下表に示すように、地方道の8割近くが道路幅員5.5m未満であり、3.5m未満も4割弱である。単純にその比率で橋梁数を試算すると、約20万橋が該当し、橋長15m以上の橋梁も3万8千橋になる。毎年4万橋(15m以上で約8千橋)は橋梁点検車以外の方法が必要になる。
河川内での点検用足場(移動式)の開発・普及が急務な課題!


空飛ぶゴムボート

既成ゴムボートに補強具および治具を取り付けることで、大人二人とエンジンを積載して飛行が可能。実在する。

既成ゴムボートに補強具および治具を取り付けることで、河床に支持させてボートをリフトさせることが可能ではないか!

渓流中にボートを固定させることが出来、橋梁点検作業足場を確保できる。

(水量が少ない渇水期、水深1~2m)

例:スパッド状の固定具を立て、ボートを水面から浮かせる


1号機の実橋検証状況

NETS登録 QS-160032-A

ブリッジハンガー工法~今後の展望に関する参考 データ

橋梁点検結果(地方公共団体) 平成26年~平成28年

国土交通省道路メンテナンス年報より