ナローハンガーの開発でハンドガンによる狭隘部のはつりが可能となった。
断面修復まで出来ないのか?
◎従来のやり方
型枠注入工法
→熟練の型枠工が必要(特殊技能)
→注入時に漏れたり、型枠がバレたりする危険がある。
→型枠組立と準備に時間がかかる。
ナローハンガーの応用で解決しそう!
ナローハンガー断面修復への応用
狭隘部がはつれるようになった。
↓
吹き付けによる断面修復が出来ない。
↓
だったら出来るようにしたい!
ナローハンガーを使ったら出来そう!
↓
何社か集まれば出来そう!
(オープンイノベーション)
ナローハンガーの応用技術開発における企業連携
ナローハンガー部会
第1回 H29.8.23(水)
●開発目標、開発スケジュールの決定。
第2回 H29.9.19(水)
●課題の確認。
第3回 H29.11.15(水)
●西日本高速道路メンテナンス九州㈱、 ㈱富士技建が加わる。
●材料を決定し、筑紫野ヤードでの実験開始。
筑紫野ヤードでの実験
第1回 H30.2.20(火) 失敗(材料の充填性と問題点の確認。)
第2回 H30.4.24(火) 失敗(充填性の問題を確認。)
第3回 H30.7.17(火)(型枠併用の吹付による充填性の効果を確認。)
筑紫野ヤードでの実験状況
名古屋での実証試験
桁端狭隘部においてナローハンガーを用いてはつり工から断面修復工までを一連の作業で行えるかどうかの確認実験。
H30.10.24(水)
事前準備 H30.10.23(火)
日進機工㈱ 技術センター
はつり工の確認
・ナローハンガー(はつり用)の設置、ウォータージェットを用いたコンクリートはつり工、共に問題なく行うことが出来た。
断面修復工
◎各ステップ特に問題なく断面修復を行う事が出来た。
◎ナローハンガー(断面修復用)を使用する事で型枠を固定し、吹付を行うことが出来た。
充填状況の確認
・コア供試体の一部に空隙が確認されたが、鉄筋の周囲も含めて確実に充填されていた。
まとめ①
ナローハンガーを使用して
はつり工から断面修復工までの一連作業を行える事が確認できた。
まとめ②施工フローチャート
今後の予定と課題
◎実現場での供用を通じて型枠併用による断面修復工の有効性を確認する。
◎今回使用したナローハンガー本体のサイズ以外に実現場に合わせたサイズを準備する。
◎実現場に入る前に作業手順書を作成する。